兆泰集団、大涼山に入り、思いやりで希望の灯をともす

2021年11月10日は乃祖庫小学校の子どもたちにとって、待ちに待った日です。この日、新しい学校が無事にできあがるのです。

乃祖庫小学校は四川省涼山イ族自治州美姑県牛牛壩鎮の東南に位置しています。海抜は2365m、けわしい山路で交通は不便であり、経済的にも遅れています。乃祖庫小学校は1980年代に創立されました。旧校舎は面積わずか100m²の日干しレンガ造りですが、老朽化して倒壊の危険があることから、数棟のプレハブ小屋が臨時の教室となっており、校舎の再建が急務となっていました。


5月11日、兆泰集団は特別視察チームを派遣して実地調査を行いました。5月31日、兆泰集団は四川省索瑪慈善基金会への寄付を通じて乃祖庫小学校の建設準備を行い、実施プランを策定して、完成後は「兆泰小学校」という名前とすると決定しました。6月5日、学校で定礎式が行われました。雨期や交通の不便さ、建築資材の不足といったマイナスの条件が工事に影響を与えましたが、これらを克服し、5カ月にわたる奮闘を経て学校本体の工事が11月10日に各種の検収に合格し、無事竣工して、真新しい校舎がこの地にそびえ立ちました。このことは、「レンガ造りで老朽化し、倒壊の危険がある」という学校の立ちおくれた状況がすでに過去のものとなり、多くの生徒たちが広々として明るい教室で学べるようになったことを意味しています。

大涼山に咲いた希望の花

ついに生徒たちは広々として明るい教室で学び、運動場を自由に駆け回ることができるようになりました。これは都会で暮らす子どもたちにはさして驚きでもない、普通のことですが、大涼山の奥で暮らす子どもたちにはほとんど実現不可能なことでした。5カ月前、乃祖庫小学校の全校の教師と生徒は、数棟のプレハブ教室に詰めこまれて授業を受け、事務をこなしていたのです。教室の空間は狭く、条件は厳しいものでした。

教育に想いを託し、希望を担う

兆泰集団が225万元（約4000万円）を出資して築き上げた兆泰小学校は、乃祖庫村の有史以来初めての鉄筋コンクリート造りで、現地で最も高い、最もきれいな現代建築です。兆泰小学校は落成後、200名以上の生徒が直接その恩恵を受け、これによって現地児童の就学困難の問題が根本的に解決され、教師の事務、生活条件が大幅に改善されて、教育の秩序ある推進が十分に確保されて、郷・村の基礎教育の実現を大きく推進する役割を果たすことになります。
学校を作り、教育を支援することで、その恩恵は長い年月続き、博愛と正義の行為は永く継承されます。兆泰集団は、長きにわたって教育に想いを託し、人材を育成して、実際に行動することで企業の社会責任を実践してきました。兆泰集団は終始温かみのある企業、情のある企業であり続け、思いやりを凝縮してプラスのエネルギーを伝えています。兆泰集団の良い行いは、同様にすべての従業員を大いに感化し、みな積極的に出資や寄付を行って、少しでも大涼山の子どもたちの力になろうとしています。

今後、兆泰集団は国の教育事業を引き続き支援し、注目し続け、社会責任を果たし、さらに多くの貧困に苦しむ子どもたちが夢を実現する助けとなり、希望を担っていきます。

寄付による勉学援助記念碑記事：

辛丑の年、戊戌の月といえば千禧廿一（2021）年である。燦然と輝く企業・兆泰が、多額を寄付して小学校を援助し、政府はその人材を育てる行いに賛同してこれを支援した。もとより、学校経営は長期にわたる事業であり、教育の振興は百世も続く功績である。学校には、本を読む声が朗々と響く。優れた徳を持つものを集めた教室では、ひたすら講義が行われる。子どもたちが勉学に励み、自ら志を新たにして、一滴がやがて大河になり、国家の柱石となっていくことを望む。

勉学に励めば、名を成さずとも、品格が育まれる

徳を修めれば、見返りはなくとも、自然に心がおだやかになる

蜀中涼山は美姑県にある、牛牛壩鎮乃祖庫村小学校が学校建設の基礎となっている。兆泰の寄付によるため、「乃祖庫村兆泰小学校」と名付けられ、辛丑の年、十月に落成した。総合棟五百五十二平米、屋外に付属の一棟、校門一カ所、塀八十米、緑化及び地ならし合わせて六百平米などの工事を行い、その費用は弐百弐拾五万五千弐百七拾五元であった。

教育を振興し、学問を重んじ、立派な行いをして、多くの人の利益を図り、恩恵を施す。水を飲む者はその源に思いを致せ。ここにこの碑を立て、その功績を記し、その徳を顕彰し、もって大いなる発揚を示し、百世語り継がれることを願う。