2022年7月22日、兆泰集団は中国で発行した「2020年私募債（第一期）」を繰上償還し、上海証券取引所で上場廃止となった。今期発行した社債の総額は16億3000万人民元で、償還期限は2年、クーポンレートは7.00%、満期は2022年9月24日であったが、現時点で今期の社債は全額償還された。

誠実さを追求し、流れに逆らって前進

2022年の上半期には、不動産業界の社債が集中満期となり、償還金の支払い遅延が大幅に増加し、資金調達の「ギャップ」とその持続性を過小評価することはできなくなっている。このような厳しい資金調達環境にあって兆泰集団の繰上償還は投資家たちの信頼を勝ち得るものとなった——

「不動産業界全体のリスクが高まっており、厳しい資金調達環境における兆泰集団の繰上償還は私たちが予想していなかったことであり、大いに心を打たれました」（易方達基金）

「業界にはサイクルがありますが、誠実さをもってこそ長期的に反映することが可能となります。私たちは引き続き兆泰集団を信じ、支持し続けます」（華泰証券）

「兆泰集団の実力、誠実さ、実行力は一度といえ揺らいだことはなく、今年の複雑で異常ともいえる金融環境の下で繰上償還に踏み切ってくださったことに感謝いたします。設立30周年を迎えた今、兆泰集団が引き続き北京のコアエリアにフォーカスし、洗練された都市スペースを生み出すとともに長きにわたって繁栄することを願っています」（匯安基金）

「この度の繰上償還は多くの投資家を感動させました。大変良心的な企業です」（上海信託）

安定した長期的発展を目指し逆境を突き進む

兆泰集団の30年にわたる発展の歴史の中で企業信用は最優先事項であり、信用を裏切る行為は一度としてなかった。2020年、グループ内のリーダーたちの努力の結果、兆泰集団の信用格付けがAAからAA＋に格上げされ、グループは多様な資金調達ルートを確保し、資金調達構造が最適化された。兆泰集団は慎重を期して資産を保護しており、良好なキャッシュフローを有し、プロジェクトと戦略、年度予算及び投資能力の一致を確保している。

多くの不動産会社が住宅開発の規模を拡大していく中で、兆泰集団は果敢に商業用不動産開発に注力し、ブルーオーシャンを開拓した。多くの不動産会社が事業の多角化に夢中になり、馴染みのない分野で盲目的に開発を続ける中で、兆泰集団は本業に専念し、高級不動産の運営と商業不動産管理という二つの新しい主要な事業を生み出した。政策の変化により、多くの不動産会社が四面楚歌となり、物件を売却し始めた時、兆泰集団はコアエリアを確保し続け、先んじて市場におけるチャンスをつかんできた。

臨機応変な舵取り

兆泰集団は先見の明に基づく長期的計画により、変化に対して積極的且つ科学的に順応し、最高品質のハイエンドオフィスビルやホテルの建設などに持続可能な価値を創造することで独自の発展ルートを確立した。

優位性を活かして成果を生み出す

市場環境が目覚ましく変化する中で、兆泰集団はいつでも時代のペースに適応し、新しい局面を作り出し、不動の地位を築いてきた。これからの将来に向けて、兆泰集団は引き続き時勢を読み取り、テクノロジーとデジタルの力により都市空間の再構築に深く関与することで、都市開発の向上をサポートし、運用サービスを最適化し、ブランド力を向上させ、ビジネスイノベーションをリードすることで、一流企業であり続けるだろう。